芳村思風 感性論哲学
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●人生に哲学は、必要なのか? 1.理想に燃えて人生を生きるため 人生を自分のものとして、生きる、 自己実現の人生を生きるには、 理想・理念がなければいけません。 そうでなければ、現実に流され、 因果のしがらみにからめとられて しまうのが人間です 。 真実を探究することによって理想を 語るのが哲学の社会的存在価値です だから哲学は、人間がともすれば 現実に流され、からめとられがち になる因果のしがらみを断ち切る 力になります 2.理性という能力を使って 心の納得を追及するため 人間は理性という能力を持っています。 理性は、物事の根拠を納得いくまで追求しようとします。 哲学は根源への思索であり、根源からの思索です。 3.もっと幸せになるため もっと幸せになりたいという人間しか持つことのできない欲求、幸福欲の実現のためです。 哲学は、どうしたら幸せになれるのかを考え、その努力を通して発展してきました。 その意味で、哲学なしには、幸福を手に入れることができないと言えます。 ・幸福を手に入れるための2項目 ①世界観の哲学を持つ 現在より良い社会・環境をつくること。 自分を包み込むより大きな世界のより良いあり方を求める。 それには、「世界観の哲学」を持たなければならない。 ②人生観の哲学を持つ 外部世界の変革だけでは幸福になれません。 内部世界の変革を遂げなければなりません。 自分自身のより良い生き方を求めていくことが不可欠です。 4.すべての存在の意味を問うこと この宇宙に存在するすべてのものは、ただ単独でそこにあるの ではありません。 互いに影響し合い、互いに関係性をもって 存在しているのです。 すべてのものが関係性を持って存在しているなら、そこに 「意味」が出てきます。 5.選択力をつけるため 人間が真剣に生きていこうとするならば、まず、「どういう ものが存在しているか」という事実を問い、そののちにそれらの事実から何を学び取るかという選択力が必要になります。 選択力とは、決断力でもあります。
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