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感性論哲学は、
新しい生命観・人間観を基礎に成り立っています。
私たち人間の目的は、
人間らしい人間になることであり、
本当の人間らしい人間になるためには、
どうすればよいのかを明らかにしています。
感性論哲学では、本物の人間を目指す上で、
人間の能力の中で感じる力、
つまり「感性」という存在が持っている能力・原理というものを
人生や人間の生き方において非常に大事なものだと考えています。
「感性」が持っている基本原理は
自己保存の欲求・種族保存の欲求から出て来る人間的な生き方の原理、
すなわち人間は意志を実現し、愛を実現するということであり、
この二つを実現することを通して、
人間は初めて本当の意味での幸福が実現できると提唱しています。
「感性」が持っている能力は、
実は「求感性」という能力が本質です。
これは感受性とは異なるものです。
また、「感性」は、
「感性の3作用」と呼ばれる
調和作用・合理作用・統一作用という作用を持って存在しています。
「感性」は、この能力によって、
ある状況の中で何が一番適切な行動であるか、
何が一番適切な言葉か、
あるいは優れた判断であるか、
それを常に探り求めながら活動しているのです。
「感性」は常に真実なるものを求め感じる力、
本物を求め感じる力。感動を求め感じる力、
人間において本当に素晴らしいものを求め、
感じる力として働いています。
意志を実現する“自己実現”、
愛の実現による“素晴らしい人間関係づくり”、
そして、そのための行動に際しても
「求感性」と3作用の力を働かせながら本当に納得できる、
本当に心を満たす、
そういうものを最後の最後まであきらめることなく求めて行きます。
そして「これだ」というものをつかむ模索的な活動として
感性の求感性と3作用を使います。
“コツ”とか“カン”とか呼ばれているものは
この3作用の働きです。
そのコツ、カンというものを
求感性の働きと一本化せることによって、
本当に心を満たす、
本当に自分を納得させるものを求め続けていく、
そういう生き方をしながら
本物の人間の生き方を求めて行くところに
感性論哲学の存在意味があります。
感性論哲学が究極的に求めているものは、感性文明です。
感性文明とは、人間らしい人間となること、
「悟道」と「和道」を実践することによって
人格形成を実現していこうとすることです。
これが未来社会の人間の生き方を規定する感性論哲学の感性文明の姿です。
「悟道」とは自己を実現する道を歩むこと。
「和道」とは愛を実現すること。
人間同士が本当に仲良く生きていくにはどうすればよいかを知り、
よりすばらしい人間関係を作っていく。
それが和道実践です。
「悟道」は意志を実現する道であり、
「和道」は愛を実現する道です。
この2つのものを「求感性」と「感性の3作用」という能力を用いて
求め続けていくことによって
本当の人間らしい人間としての人間の格を持った、
誇り高くすばらしい人間の生き方ができます。
そして、その「人格」というものを究極において求めて行く。
人類の進歩を人間性において、人間の在り方において実現すること、
人間性における進化というものを感性論哲学は目指しています。
つまり、
人格を目標にして生きるという文化を作り出すことによって
人類としての進化を実現しようと考えているのです。
思風庵哲学研究所所長 芳村思風
芳村思風 感性論哲学創始者 思風庵哲学研究所 思風会 事務局 335-0004 蕨市中央1-35-6-404 福島康司 ありがとうございます 日めくりカレンダー 完売しました
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